今年の櫓試し!上蹴翔舞流!
- 2016/09/26
- 23:41
取材日:9月10日/18日
例年、1番目に打ち上げる流派は「櫓試し」と言われ、その年の龍勢祭を占う1本とされています。
皆さん既にご存じかもしれませんが、今年は櫓が建て替えられました。
そう!新しい櫓での1本目の龍勢!
約10年に1度の記念すべき「櫓試し」を担う流派!
それが!!
上蹴翔舞流さんです!!!m9( ゚Д゚) ドーン!
※打上順は抽選で決まります
今回はそんな上蹴翔舞流さんに伺ってきましたYO!
上蹴翔舞流さんは1981年に加入した比較的新しい流派さんです。
会員数は約15名と決して多くはありませんが、各自仕事の休みを利用し龍勢を製造しています。
各々が製造過程を理解しているので、大勢が集まらなくても作業は出来るんだとの事。
曰く「全員が龍勢のエキスパート」との事。Σ(゚Д゚)スゲェ!!
さて、この日は筒の総仕上げ。
こちらが今年に使われる筒です。
この様な道具を使って筒の内側をきれいにし、内径を合わせていきます。
作業所内を見渡すとこんなものが
まぁよくあるビール瓶なんですがw
上蹴翔舞流さんではこのビール瓶を使って粘土を細かくしているそうですYO!
本来はよくドラマで出てくる漢方をゴリゴリするようなものを使うといいらしいのですが・・・
※写真は武甲雲流さんのものです
手元にないのでビール瓶で代用しているそうです( ̄ー ̄)ニヤリ
これが今年の粘土です。
さらにはこんなものを発見しました!
これは筒の内壁?に差し込むものです。
こんな感じに。
こういった道具を使って溝を作り差し込む訳です。
これは筒を貼り合わせる際、接着性と強度を増し柔軟性?を上げる為の方法だそうです。
作業人数は少なくても笑いの絶えない作業場。
こういう雰囲気がいい龍勢を作る秘訣なんでしょうね( ´∀`)bグッ!
さて、翌週の18日にはたが掛けも見学して参りました!
残念ながら雨の中での作業。
たがを編みながらの作業です。
上蹴翔舞流さんではひご引きも自分達でやっているそうです。
自分もたがを編んだ事があるのですが、竹の順目だか、逆向き?だか、サイズが合わないだ編み方が汚いとか非常に難しいのですが・・・
将来有望だ・・・( ´∀`)bグッ!
上蹴翔舞流さんは昔ながらの「つち」を叩いてたがをかけるやり方。
叩く人数は流派によって違えど、やはりこのやり方の流派さんが多いですね。
注目の櫓試し。
「櫓を壊す勢いでやってやるよ!」とのお言葉を頂きましたが、
・・・それ、筒っぱねです(;´∀`)
ともあれ、今年の1番龍勢、期待しましょう!!
文・写真 :けんも
写真協力 :しん
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