巻神流 【火薬の調合】
- 2016/10/01
- 22:45
取材日 平成28年9月23日
この景色を見ると、もうすぐ龍勢祭りなんだなぁと
しみじみ感じます。

本日はいよいよ火薬の調合です。
この作業も初めて見学するのでワクワクしてます。( `・ω・´)ノ
今日は一般の人は立ち入り禁止の、こちらの作業所にお邪魔しました。

火薬を扱うこの作業区画に入るには人数制限がされており、ヘルメット着用が義務付けられ、服装も長袖長ズボンでなければなりません。
またフラッシュ撮影は厳禁等、安全に配慮がなされています。
一眼のフラッシュのボタンがどこだか分からない私もひと安心。( `・ω・´)ノ
マスクもして準備が整いました所で、
いよいよ作業開始のゴングが!!(私の頭の中だけで鳴り響いてます

まずは硝石をふるいで濾します。


次に硫黄を、同じく綺麗に濾します


綺麗に濾した硫黄と硝石が、ちゃんとまんべんなく混ざるように

ジップロックに入れたお肉に、から揚げ粉をまんべんなくまぶすようなイメージで、さくさくと混ぜていきます。

おいしくな~れ、おいしくな~れ♪←違います
まんべんなくまざったらタライに入れて、いったん別の場所に置いておきます。

そして次は!炭!!

とにかく黒い!!

これも素手で丁寧に濾していきます。

見えますか、この視界を遮る炭ぼこり(コホコホ

綺麗に濾した炭に

さきほどの硝石と硫黄を混ぜた粉を加え

まんべんなく混ぜて、濾していきます。


ちなみに、ここで濾すのは一回だけです。


龍勢に使われる火薬は「黒色火薬」と呼ばれています。
巻神流の配合は、硝石(10):炭(2):硫黄(1)ですが、これも各流派によって微妙に違うんですよ。
そしてここで、巻神流の火薬配合には欠かせない、秘密の液体が!
それは!
なんと!!
棟梁が毎朝飲み続けている、「青汁」!!

ではなく、「柿渋」の液体です。
訂正してお詫び致します。( ゚ω゚ )
水分量に注意しながら、柿渋をゆっくり加えていきます。


手で水分の含み具合を確認。

まんべんなく混ぜたら

柿渋の水分を飛ばすために、また一回だけ濾します。

ズーム撮影で苦戦している私に、「今こんな感じだよ~」とわざわざ見せて下さいました。

みなさんお優しい....ありがとうございます。(´;ω;`)


綺麗に混ぜたら

ビニール袋に丁寧に包み

さきほど加えた柿渋の水分をなじませるために、40分ぐらい寝かせます。

これも巻神流の独自のやり方だそうです。
寝かせた後に水分が多かったらまた濾して、少なかったらまた柿渋を足していって、とにかく炭の乾燥状態に気をつけながら作業をするんです。( `・ω・´)ノ
みなさん素手で作業していたので、手が真っ黒です。Σ(´Д` )

火薬を寝かしつけている間に、保存会のテントでお茶をいただいたり、棟梁のありがたいお話があったりなかったりで、楽しく談笑させていただきました。ありがとうございます。(お菓子ぽりぽり
休憩時間に撮影した、雨の龍勢発射櫓。

さて、休憩が終わり
さきほど寝かせた火薬の「しとり具合」を確認。


しとり具合を確認したら、ビニール袋に包み

重さを計って

厳重に包み


米袋のような袋に入れて、本日の作業は終了。

黒沢副棟梁と黒色火薬で、記念にぱちり。

火薬を扱うので、次の火薬の詰め込み作業の日までは、鍵のかかった倉庫に厳重に保管されます。



この後、新井棟梁も写真を撮ってほしかったらしく、意気揚々と倉庫に入って行きましたが、それに気がつかなかった私はそのまま駐車場に戻って行きました。
す、すみません。:(;゙゚'ω゚'):
そして火薬の調合作業が終わった後、巻神流の旗掛け作業の為、みなさんそのまま「道の駅 龍勢会館」の駐車場へ。



ここでも記念にぱちり。

作業もあとわずかですが、残りの時間もしっかり取材させていただきます。
皆さん本日もお疲れ様でした。(`・ω・´)ゞ
文・写真/にゃーす
この景色を見ると、もうすぐ龍勢祭りなんだなぁと
しみじみ感じます。

本日はいよいよ火薬の調合です。
この作業も初めて見学するのでワクワクしてます。( `・ω・´)ノ
今日は一般の人は立ち入り禁止の、こちらの作業所にお邪魔しました。

火薬を扱うこの作業区画に入るには人数制限がされており、ヘルメット着用が義務付けられ、服装も長袖長ズボンでなければなりません。
またフラッシュ撮影は厳禁等、安全に配慮がなされています。
一眼のフラッシュのボタンがどこだか分からない私もひと安心。( `・ω・´)ノ
マスクもして準備が整いました所で、
いよいよ作業開始のゴングが!!(私の頭の中だけで鳴り響いてます

まずは硝石をふるいで濾します。


次に硫黄を、同じく綺麗に濾します


綺麗に濾した硫黄と硝石が、ちゃんとまんべんなく混ざるように

ジップロックに入れたお肉に、から揚げ粉をまんべんなくまぶすようなイメージで、さくさくと混ぜていきます。

おいしくな~れ、おいしくな~れ♪←違います
まんべんなくまざったらタライに入れて、いったん別の場所に置いておきます。

そして次は!炭!!

とにかく黒い!!

これも素手で丁寧に濾していきます。

見えますか、この視界を遮る炭ぼこり(コホコホ

綺麗に濾した炭に

さきほどの硝石と硫黄を混ぜた粉を加え

まんべんなく混ぜて、濾していきます。


ちなみに、ここで濾すのは一回だけです。


龍勢に使われる火薬は「黒色火薬」と呼ばれています。
巻神流の配合は、硝石(10):炭(2):硫黄(1)ですが、これも各流派によって微妙に違うんですよ。
そしてここで、巻神流の火薬配合には欠かせない、秘密の液体が!
それは!
なんと!!
棟梁が毎朝飲み続けている、「青汁」!!

ではなく、「柿渋」の液体です。
訂正してお詫び致します。( ゚ω゚ )
水分量に注意しながら、柿渋をゆっくり加えていきます。


手で水分の含み具合を確認。

まんべんなく混ぜたら

柿渋の水分を飛ばすために、また一回だけ濾します。

ズーム撮影で苦戦している私に、「今こんな感じだよ~」とわざわざ見せて下さいました。

みなさんお優しい....ありがとうございます。(´;ω;`)


綺麗に混ぜたら

ビニール袋に丁寧に包み

さきほど加えた柿渋の水分をなじませるために、40分ぐらい寝かせます。

これも巻神流の独自のやり方だそうです。
寝かせた後に水分が多かったらまた濾して、少なかったらまた柿渋を足していって、とにかく炭の乾燥状態に気をつけながら作業をするんです。( `・ω・´)ノ
みなさん素手で作業していたので、手が真っ黒です。Σ(´Д` )

火薬を寝かしつけている間に、保存会のテントでお茶をいただいたり、棟梁のありがたいお話があったりなかったりで、楽しく談笑させていただきました。ありがとうございます。(お菓子ぽりぽり
休憩時間に撮影した、雨の龍勢発射櫓。

さて、休憩が終わり
さきほど寝かせた火薬の「しとり具合」を確認。


しとり具合を確認したら、ビニール袋に包み

重さを計って

厳重に包み


米袋のような袋に入れて、本日の作業は終了。

黒沢副棟梁と黒色火薬で、記念にぱちり。

火薬を扱うので、次の火薬の詰め込み作業の日までは、鍵のかかった倉庫に厳重に保管されます。



この後、新井棟梁も写真を撮ってほしかったらしく、意気揚々と倉庫に入って行きましたが、それに気がつかなかった私はそのまま駐車場に戻って行きました。
す、すみません。:(;゙゚'ω゚'):
そして火薬の調合作業が終わった後、巻神流の旗掛け作業の為、みなさんそのまま「道の駅 龍勢会館」の駐車場へ。



ここでも記念にぱちり。

作業もあとわずかですが、残りの時間もしっかり取材させていただきます。
皆さん本日もお疲れ様でした。(`・ω・´)ゞ
文・写真/にゃーす
スポンサーサイト