口上とは [伝承授業・東雲流]
- 2016/10/05
- 22:08
取材日:10月2日
9日の雨マークが取れません・・・(´・ω・`)
皆様!てるてる坊主を!今すぐてるてる坊主の準備をぉぉ!!
さて、今年の龍勢祭開催日まであと僅か。
今回は去年、東雲流の口上を務めた美遥ちゃんと瑞希ちゃんが今年も口上を務める事になり、
※画像は去年のものです
丁度今日練習をしているよとの情報を掴み、早速黒澤棟梁のお宅にお邪魔してきました。
ここで改めて、あの花龍勢でも話題に!?なっている「口上とはなんぞや?」をおさらいをしてみましょう。
そもそも口上とは、ザックリ簡単に言っちゃうと「これから打ち上がる龍勢の紹介文」です。
流派の紹介や奉納者の紹介、背負い物の説明等を独特の言い回しで表現しています。
そして「感動を与える口上で、豪快な龍勢を打ち上げよう」を目標とし、保存会から以下の様な資料が各流派に配布されています。
●約3分間の口上に心がけましょう
●口上の出だしは「東西、東西、ここにかけおく龍の次第は」である
●口上の最後の節は、伸ばして強く上げる
●五穀豊穣はなるべく口上に入れて下さい
●起源について、龍勢については約400年、椋神社の歴史は1300年はアピールしよう
●口上最後の締めは、「椋神社の大前にご奉納」
●口上者は扇子を使いましょう
また口上は「口上櫓」でのみ行われていると思われている方も多いと思いますが、実は「発射櫓」でも口上は行われています。
打上準備をしている際、発射櫓で「のさ」を振っている光景を目にすると思いますが、その時に「口上」を述べているんですよ。
※画像は去年のものです
ちなみに口上の内容は全く同じです。
また伝承授業として吉田小学校と吉田中学校ではそれぞれ3年生次に「口上の授業」があったりします。
こちらが小学3年生の授業で使われる台本です。
お祭りで中学生が口上を述べる流派を見かけた事もあるかと思いますが、希望をする流派には授業で学んだ生徒から立候補を募り各流派に割り当てられます。
さて、話題を戻しましょう。
お宅に着いたら早速練習の真っ最中。
講師は福田さん。
中学校では4年間、小学校ではなんと20年間も口上の授業をなさっている大ベテランです。
上記にもある通り、扇子に口上を書き込み、表に流派名も書いてますが・・・
思春期真っ盛り、写真撮らせてくれません オッチャンサビシイナァ(´・ω・`)
それはともかく練習は続きます。
そしてなんと・・・3分ピッタリの口上が完成しました!(∩´∀`)∩ワーイ
東雲流の打上は10番、午前中最後の打上です。
当日は見事な龍勢と共に、見事な口上にも期待しましょう!(`・ω・´)
そして笑顔の写真を撮らせてくれる事にも期待しましょう!?(;・∀・)
※おまけ※
今年の落下傘も2人が描いたみたいですよ(・∀・)イイネ!!
ポテくまく~ん
表情豊かでとっても( ´∀`)bグッ!
※おまけのおまけ※
隙有り!( ̄ー ̄)ニヤリ
文・写真 : けんも
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