吉田中学校 龍勢製造体験授業レポ その1
- 2013/09/27
- 02:42
龍勢の町「秩父市吉田」のとある中学校では、なんと、授業の一環として龍勢製造の体験授業を行っているらしい。
おおっ!これはどんな授業なのか是非のぞいてみたい!
というわけで、その授業を行っているという「秩父市立 吉田中学校」におじゃましてきました。
![DSC_2580[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927005437418.jpg)
僕が学校に到着した時には、ちょうど生徒の皆さんと龍勢師の方々、そして、取材に来られた秩父市教育委員会の方々が集まってらっしゃいました。
龍勢保存会の方による挨拶
![DSC_2360[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270054367c3.jpg)
さぁ、龍勢製造の体験授業の始まりです!
この日の体験授業は大きく3つに分かれていました。
・筒削り、糸切り
・落下傘作り
・口上の練習
「筒削り」の様子
![DSC_2460[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270054346e9.jpg)
生徒の皆さんの間に龍勢師の方々が入って授業が進められているようです。
大きさは違えど本物さながらの筒を、本物の道具を使って削っています。
![DSC_2452[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927005436e63.jpg)
龍勢師の方々の技を間近で見ている生徒さんの目はとても真剣です。
![DSC_2457[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927005435f8a.jpg)
木の削り方、カンナの刃の調整のしかた…
龍勢師さんの作業の手つきや話に興味深々な様子です。
教育委員会の方も作業の様子を細かくメモされていました。
![DSC_2559[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927020313034.jpg)
削り終えた筒
![DSC_2557[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927005433a46.jpg)
中学生といえどかなり綺麗に削られています(驚)
筒削りの後は「糸切り」の作業をされていました。
![DSC_2542[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270144451e9.jpg)
落下傘につける糸を作っています。
糸の長さが均等になるように巻き、あまった分は切ります。
長さをそろえた糸↓
![DSC_2551[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927014444504.jpg)
場所は変わりまして、音楽室では「口上」の練習が行われていました。
![DSC_2381[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927011727396.jpg)
こちらも龍勢祭本番と全く同じ内容で行われていました。
龍勢祭で実際に使われている太鼓を使用しています。
![DSC_2498[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927011725b79.jpg)
音楽室にいるのですが、口上や太鼓の音を聴いているうちに、祭り当日の口上櫓を見ている気分になってきます。
![DSC_2393[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/2013092701172763d.jpg)
かっこいい!
口上の練習中

![DSC_2502[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270117259a1.jpg)
保存会の方から口上のアドバイスをもらっているようです。
![DSC_2513[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927011724e14.jpg)
真剣に練習に取り組んでいるのがとてもよく伝わってきます。
真剣なのは生徒さんだけではありません。
![DSC_2396[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270134004b4.jpg)
口上をどのようにしたらよいか、太鼓をどうしたらよいか。
龍勢師さんや先生方も意見を出し合い話し合いをされていました。
取材をされていた教育委員会の方々も興味深く話しを聞かれていました。
![DSC_2440[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927013359487.jpg)
生徒の皆さんのかっこいいところ、バッチリ撮ってくださいね!(^o^)
![DSC_2444[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927013353fd1.jpg)
「落下傘作り」の様子
![DSC_2520[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927014447727.jpg)
教室一面にたくさんの落下傘が敷かれています。
そこに、生徒さんがいろいろな絵や文字を描いて華やかにしていきます。
しかし、なかなかアイデアが浮かばなくて悩んでいる生徒さんも多かったようです(^^ゞ
がんばれ! しょぼえもん(画:生徒さん)も応援してるぞ!(笑)

生徒さんが描かれた落下傘をいくつか紹介します
![DSC_2528[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927014446f30.jpg)
どれもセンスに溢れてます! かっこいいなぁ~!(>∀<)
教育委員会の方も先生と作業について熱心に話をされているようです。

以上、吉田中学校で行われた龍勢製造体験の授業の様子を紹介させていただきました。
“体験”といっても、本物の龍勢製造とほとんど変わりのない内容に僕はとても驚きました。
僕の周りでは、学校の授業として伝統を取り扱うケースはあまり聞いたことがありませんでしたが、こうした体験授業は「自分たちの住んでいる土地にはどんな伝統があるのか」を知るだけではなく、その土地の伝統が若い人々へ絶えることなく脈々と引き継がれていくための良い「伝承の場」にもなるのではと強く思いました。
本物の道具を実際に触り、使い、
龍勢師の方々の技や知識を間近で見て、聞いて、
「龍勢」というこの吉田の素晴らしい伝統がいつまでも続いていきますように。
写真&文:しん
※写真の撮影及び掲載については許可をいただいた上で行っております。
※掲載している画像の無断使用・無断転載等は固くお断りいたします。
おおっ!これはどんな授業なのか是非のぞいてみたい!
というわけで、その授業を行っているという「秩父市立 吉田中学校」におじゃましてきました。
![DSC_2580[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927005437418.jpg)
僕が学校に到着した時には、ちょうど生徒の皆さんと龍勢師の方々、そして、取材に来られた秩父市教育委員会の方々が集まってらっしゃいました。
龍勢保存会の方による挨拶
![DSC_2360[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270054367c3.jpg)
さぁ、龍勢製造の体験授業の始まりです!
この日の体験授業は大きく3つに分かれていました。
・筒削り、糸切り
・落下傘作り
・口上の練習
「筒削り」の様子
![DSC_2460[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270054346e9.jpg)
生徒の皆さんの間に龍勢師の方々が入って授業が進められているようです。
大きさは違えど本物さながらの筒を、本物の道具を使って削っています。
![DSC_2452[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927005436e63.jpg)
龍勢師の方々の技を間近で見ている生徒さんの目はとても真剣です。
![DSC_2457[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927005435f8a.jpg)
木の削り方、カンナの刃の調整のしかた…
龍勢師さんの作業の手つきや話に興味深々な様子です。
教育委員会の方も作業の様子を細かくメモされていました。
![DSC_2559[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927020313034.jpg)
削り終えた筒
![DSC_2557[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927005433a46.jpg)
中学生といえどかなり綺麗に削られています(驚)
筒削りの後は「糸切り」の作業をされていました。
![DSC_2542[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270144451e9.jpg)
落下傘につける糸を作っています。
糸の長さが均等になるように巻き、あまった分は切ります。
長さをそろえた糸↓
![DSC_2551[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927014444504.jpg)
場所は変わりまして、音楽室では「口上」の練習が行われていました。
![DSC_2381[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927011727396.jpg)
こちらも龍勢祭本番と全く同じ内容で行われていました。
龍勢祭で実際に使われている太鼓を使用しています。
![DSC_2498[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927011725b79.jpg)
音楽室にいるのですが、口上や太鼓の音を聴いているうちに、祭り当日の口上櫓を見ている気分になってきます。
![DSC_2393[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/2013092701172763d.jpg)
かっこいい!
口上の練習中

![DSC_2502[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270117259a1.jpg)
保存会の方から口上のアドバイスをもらっているようです。
![DSC_2513[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927011724e14.jpg)
真剣に練習に取り組んでいるのがとてもよく伝わってきます。
真剣なのは生徒さんだけではありません。
![DSC_2396[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/201309270134004b4.jpg)
口上をどのようにしたらよいか、太鼓をどうしたらよいか。
龍勢師さんや先生方も意見を出し合い話し合いをされていました。
取材をされていた教育委員会の方々も興味深く話しを聞かれていました。
![DSC_2440[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927013359487.jpg)
生徒の皆さんのかっこいいところ、バッチリ撮ってくださいね!(^o^)
![DSC_2444[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927013353fd1.jpg)
「落下傘作り」の様子
![DSC_2520[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927014447727.jpg)
教室一面にたくさんの落下傘が敷かれています。
そこに、生徒さんがいろいろな絵や文字を描いて華やかにしていきます。
しかし、なかなかアイデアが浮かばなくて悩んでいる生徒さんも多かったようです(^^ゞ
がんばれ! しょぼえもん(画:生徒さん)も応援してるぞ!(笑)

生徒さんが描かれた落下傘をいくつか紹介します
![DSC_2528[1]](http://blog-imgs-61.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20130927014446f30.jpg)
どれもセンスに溢れてます! かっこいいなぁ~!(>∀<)
教育委員会の方も先生と作業について熱心に話をされているようです。

以上、吉田中学校で行われた龍勢製造体験の授業の様子を紹介させていただきました。
“体験”といっても、本物の龍勢製造とほとんど変わりのない内容に僕はとても驚きました。
僕の周りでは、学校の授業として伝統を取り扱うケースはあまり聞いたことがありませんでしたが、こうした体験授業は「自分たちの住んでいる土地にはどんな伝統があるのか」を知るだけではなく、その土地の伝統が若い人々へ絶えることなく脈々と引き継がれていくための良い「伝承の場」にもなるのではと強く思いました。
本物の道具を実際に触り、使い、
龍勢師の方々の技や知識を間近で見て、聞いて、
「龍勢」というこの吉田の素晴らしい伝統がいつまでも続いていきますように。
写真&文:しん
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