初取材! 〖製造責任者会議〗
- 2017/09/19
- 20:21
9月1日(金)
毎年、25流派の製造責任者と吉田龍勢保存会が合同で行う製造責任者会議にお邪魔してきました!
さて、製造責任者会議とはなんぞや?
と思われる方もいらっしゃると思うので軽く説明を挟みますよ!
『製造責任者会議とは…』
【龍勢の定義】の一つでもある「吉田の龍勢は《県指定無形文化財》である事を意識し、伝統に基づく龍勢の形・製法を守り、昔よりの形を後世へ伝える義務がある」という事と、「安全に対しての再確認&周知徹底」を念頭に、毎年1回流派と保存会が合同で開いている会議のことです。
まず初めに、吉田龍勢保存会 新井徳弘会長より挨拶。
「全国的にも人気の出てきた龍勢祭です。
皆さんの腕を十分発揮して頂いて、無事故で楽しく終わりますようご協力おねがいします。」
との挨拶を頂きました!
続いて紹介されたのが、「櫓係」の方達です。
櫓係さんについて…
椋神社の氏子さんで、その年の祭事をしていただく人の中から4名選出され龍勢祭の際、発射櫓下にて清掃や・万が一火災が起こった場合の消火活動に務めてくれている人達です!!
※龍勢祭は流派や保存会だけでなく、色んな人達の支えがあって開催出来ているんですね!
会議では、龍勢製造に関する製造規定や安全対策・ 祭前当日の警備に関する事・黒色火薬の配合、詰め込み日程・口上に関する話など様々な議題を話されていました!
その中で、皆さんが知らない『祭前当日の警備』に関するお話を少しだけ。
龍勢師は龍勢を造るだけが全てではありません!
①祭り前日は「荷付け」作業があるのですが、その際各流派が既定の警備位置についてないければ火薬保管庫から火薬筒や花火類の受け渡しが出来ません。
②祭り当日は、祭り終了まで2時間づつ交代で各流派会場内の警備にあたっています。
龍勢を打ち上げるだけでも大変な作業なのですが、龍勢祭を円滑に、かつ安全に執り行えるよう警備にも力を入れているのが分かりました。
龍勢造ってるだけでもカッコええのに、会場の警備までしちゃって…さすがっす!!!
今回、初めて製造責任者会議に参加させてもらい、会議資料を読ませて頂いたのですが安全については勿論の事、龍勢製造以外にも流派の方々が祭りに向けて陰で努力されてるのを知り、皆さん本当に龍勢を大切にしている気持ちが強いんだな。
と改めて感じさせて頂きました!!
今年の龍勢祭も、いち龍勢ファンとしても素晴らしい祭りになりますよう楽しみにしています♪
写真/文 内海
会議が終わり流派の方々も帰られた後、今年の龍勢祭の運営や今後の龍勢祭について保存会役員で会議をされていました。
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