笑和雲流 ~落下傘作業+ぷちインタビュー~
- 2017/09/18
- 21:31
取材日:9月10日
この日は美峯雲流さんの他に笑和雲流さんにもお邪魔していました。
笑和雲流さんはここ3年間ほど休止をしていた流派さんで、今年は4年ぶりの龍勢祭への参加となります。
「以前の記事」で杉山棟梁と娘さんの萌子さんからロングインタビューをさせて頂いたこともある流派さん。
今年復活という事と、新しく杉山棟梁の息子さんが流派に加わったとの事なので、作業の取材と共にプチインタビューをさせて頂きました。
この日は落下傘の裁断を行っていました。
このような一枚生地?ロール?に型を合わせて
使える物は何でも使ってw
裁断します。
笑和雲流さんの落下傘は直径6mなので、半径でも3m。
真っ直ぐ切るのは大変そうですが、そこは姉弟、息を合わせての作業でした。
この様に裁断したものを15枚用意し、裁縫します。
さて、今もちらっと出て頂いた杉山姉弟。
お姉さんの萌子さんは以前の記事でもご紹介した通り、火薬取扱丙種をお持ちの龍勢師さんです。
弟の周平君は今年24歳で、今年初めて龍勢製造に携わるようになりました。
萌子さんは高校卒業した時には龍勢に携わるつもりで、20歳で資格を取得してしまったガチ勢!
小さいころから龍勢をやるものだと思っていたらしく、龍勢師になるきかっけは特になかったとの事。
現在は都内で仕事をこなしつつ、週末は吉田に帰省し、製造に携わっています。
今年は4年ぶり、2回目の龍勢製造ということで気合は十分でした!
弟の周平君は結婚を機に吉田に戻ってきて、今年が初の龍勢製造です。
元々がインドア派なので、正直龍勢製造に携わろうという考えはなかったようですw
なんだかんだと色々なタイミングが合って、今年は製造に携わるとの事でした。
やはり初めてのことだらけで、作業内容がサッパリわからず色々と困惑しているらしいです。
将来的に龍勢師になるかはまだわからないとの事ですが、今年の経験次第なのかな?との事でした。
元々姉弟仲はいい杉山家。
今までは棟梁のお父さんと萌子さんが龍勢の話をすることはよくあったとの事ですが、
そこに周平くんが加わる事はなかったそうです。
これからは親子揃って龍勢談話に華が咲くようになればいいですね!
笑和雲流さんはこの姉弟2人と新たに加わった棟梁の同級生2人、合わせて10人での再出発となります。
4年ぶりの龍勢祭。
見事な龍勢を期待しましょう!
お忙しい中お話を聞かせていただいてありがとうございました。
文・写真 : けんも
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