サポーターズ活動記録:火薬筒模型製造 その⑨「火薬筒内部」
- 2018/04/02
- 20:00
2017年6月18日
前回の作業でタガを掛けるまでが完成し、今回から火薬筒内部の制作にとりかかっていきます。
鋸で筒からはみ出しているタガを切り落とし、切り落とした面が凸凹なので電動サンダーを使用して切り落とした面をキレイに仕上げていきます。
タガを切った断面もキレイになり、タガを煮込んだ事でしっかり編み込まれたまま固定されているのが見えますね!いい出来です!!
次に、火薬を表現する為に中に何を詰めるか(紙粘土・パテなど)色々考えていたら
堀口さんから「壁に使用される黒漆喰って物があるけど使ってみてはどうか?」
と、知り合いの方から譲り受けて来てくれました!
試しに竹を半分に割り、黒漆喰を詰め込み上から型を押し当て乾燥するのを待ち、型を外してみたのがコチラです!
完全に乾ききる前に表面をなめしてやるとツルツルになり、火薬っぽく見える事が分かったので、火薬を表現するものは「黒漆喰」に決定しました!!
火薬を表現するものは「黒漆喰」で決定したところで、詰め込んでから「燃焼室」を造るために押し当てる木型を作っていきます!
角材を円錐形に削り、燃焼室と噴射口のサイズの木型を接着し木型の完成です!!
今では機械を使えばどんな形の木も作れますが、手の感覚のみで鉋を使い円錐の木型を造るのは苦労しましたよ(汗)
木型が出来たところで、タガと筒が汚れないように養生テープをし黒漆喰を詰めていく作業にかかります!
タガを固定している針金をわざと残していたのは、ただ黒漆喰を詰めるだけだと乾燥した時に衝撃を加えると剥がれてきてしまう可能性があったので、針金が詰め物の固定材の役目を果たすと思い切らずにとっておきました。
針金の下に隙間が出来ないように、しっかりと詰め込んでいきます!
黒漆喰を詰め終わり、先ほど作った燃焼室の木型を上から押し当て乾燥するのを待ちます。
作業も終盤に入り完成家のイメージがかなり見えてきたと思います。
次回は、木型を外し粘土を詰め込んでいく作業に入ります!
どんな感じに詰め終わるのか、お楽しみに♪
写真/文 内海
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