サポーターズ活動記録:火薬筒模型製造 その⑩ 「火薬筒内部」
- 2018/04/16
- 20:00
2017年6月25日
前回、黒漆喰に型を押し当て乾燥を待ち、粗方乾燥し終えたので型を外し筒底の余分な部分を切り落とし噴射口を作っていきます!
この筒底にわざと残している部分を「カンザシ」といい、火薬の詰め込み時の衝撃で筒底を抜いてしまわないようにする為の補強部分なんです。
ここを手鋸で真っ直ぐに切り落としていくのですが、手鋸で真っ直ぐ切り落とすのがかなり難しいんですよね(;'∀')
ドリルで底に穴を空け、ノミを使い削り落とし仕上げにサンドペーパーで磨いて噴射口の完成です☆
次は、粘土詰め作業です。
実はこの粘土、以前「日の本流」で使用していた粘土の余りが堀口さん宅に保管してあったものなんです!!
限りなく本物に近い物を造りたかったので、ありがたく使わせて頂きましたm(_ _"m)
粘土そのままだと粒子が荒すぎるので、ふるいにかけて細かい粒子だけを使用します。
ふるいにかけた細かい粒子に、手で握ると固まる程度に水分を含ませていきます。
タガ掛け同様、今回は半筒の状態なので掛矢で叩いてキツク詰め込みする事が出来ないので、筒を横に寝かせて詰め込んでみたり、筒を立て当て板をし上から叩いてみたりと色々試しながらの詰め込み作業でしたが、何とかうまく詰め込むことが出来ました!!
筒上部の粘土詰めが完了しました!!
ちょっと盛りすぎているので、後で修正です(笑)
筒底の噴射口の部分にも先ほどと同じ手順で粘土を詰めていきます。
粘土をキッチリ詰め終わったら、ノミを使用して慎重に余分な粘土を削っていきます。
それと同時に、黒漆喰の表面もなめらかに仕上げていきます。
粘土を詰め終わり、養生テープを剥がした筒がコチラです!!
粘土→火薬→粘土と順に詰まっていて、しっかり燃焼室・噴射口が作れているのが見えますね!
メチャメチャかっこよくないですか?!
細かい修正部分は残っていますが、作業も総仕上げを残すだけです!!
次回の作業で長かった作業も終わり、ようやく「火薬筒模型」が完成します!
次回、総仕上げ編お楽しみに♪
写真/文 内海
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