火薬と技術の講習会
- 2018/07/01
- 20:43
7月1日。
6月中に梅雨があけるという観測史上初の出来事から2日。
龍勢師たちはすでに動いていた。
サポーターズの朝は早い。 きっと早い。
10時から始まる火薬講習会、午後から開かれる技術講習会のお手伝い及び取材のために朝5時に起床。
クルマで1時間半だったり2時間だったりする距離を安全運転で走り抜け、ついたトコロはやまなみ会館!
撮影したのは10時半頃なので既に中で講習会が始まってるのですけども。
龍勢保存会メンバーの朝も早い。 やっぱり早い。
自分が到着した頃にはすでに会場づくりが始まっていた。
自分、集合時間の10分前には到着したのですが既にほぼほぼ完了しているこの手際……
龍勢師さんたちの朝も早い。 当然早い。
講習会が10時からなのに随分前から受付を済ませる龍勢師たち。
しかも皆様講習会前にひと仕事終えたようなさわかやな笑顔。
……受付手伝ってたんで写真とか無いです;w;
10時、講習会が始まる。
火薬を取り扱う上での心構えから、配合したり火薬筒に詰め込みする施設の説明、ルール等を真面目に受ける龍勢師たち。
お昼を挟んで午後からは技術講習会。
導火線の接続とワイヤーの編み方講習の2部構成。
龍勢筒に達した火が燃焼、吹切りからそれぞれの背負い物や花火につながる導火線の作業。
重要な部分であるだけに、自然と集中力が増していきます。
ってか龍勢製造で重要ではないカテゴリは無いのだけど。
次に行われたのがワイヤー講習。
落下傘と龍勢筒や矢柄を繋ぐワイヤーの端を輪にする編み方を勉強する。
細い鋼線を編み込んでいるのがワイヤー。
先端部は危険なので編み込んでいる単位でテープ止めをする。
後、バラしたり編み込んだり組み込んだりして……
輪にして、編み込んでいく。
最終的にすべての鋼線は完全に編み込まれる。
毎年、こういった講習や勉強会が開かれ、龍勢師たちはそれらを次世代に引き継いでいく……
そして武甲山は今日もソレを見守っていたり、見守られたり。
以上、講習会でした。
文・写真:えふ・うっず
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