吉田中学校3年生 ☆伝承学習☆
- 2018/07/18
- 20:00
取材日:7月5日(木)
続いて紹介するのが、「落下傘」の授業です。
吉田小学校と同じように吉田中学校3年生になると「龍勢」の伝承学習があるそうです!
今回は、そんな伝承学習の様子をお伝えできればと思います♪
授業時間内で、役割分担し担当する部署に分かれ作業を進めていきます。
授業の内容としては、大まかに3つに分かれています。
1.「口上」
2.「落下傘」
3.「火薬筒製造」
まず初めに紹介するのが「口上」の授業です。
単に口上といってもその中に、口上・小太鼓・大太鼓の3つの役目があり、生徒がそれぞれ担当する役割に分かれ練習を積んでいきます。
口上担当は、実際に龍勢祭で使われた口上を、大きな声で、はっきりと、詠み上げられるよう練習をしていきます!!
太鼓担当は小太鼓2人と大太鼓1人の息を合わせ強弱を付けながらしっかり叩いていました。
そして、口上は文化祭で披露するだけではなく…
なんと!
龍勢祭の際は、流派の口上を担当する事になるんです!
何万人のお客さんが見ている前での口上は、かなり緊張するので「よ~おっ!!」と合いの手を入れて応援してあげてください!!
続いて紹介するのが、「落下傘」の授業です。
この落下傘授業は、和紙で落下傘を造り実際の龍勢の打ち上げで使用している、愛火雲流・上蹴翔舞流・日の本流この3流派から龍勢師さんが平日にも関わらず特別講師として落下傘の造り方を生徒達に指導されていました!
写真をよーく見てもらうと分かるのですが、和紙を1枚1枚繋ぎ合わせて丸い落下傘を造っているんです!!
完成した落下傘は、今年の龍勢に取り付けられ実際に打ち上げる予定なので、生徒は勿論ですが講師の龍勢師達も真剣に作業されていました!!
最後に紹介するのが、「火薬筒製造」の授業です。
火薬筒を造る前段階として、「筒彫り」作業をしていました。
保存会役員さんからノミやカンナの使い方や、彫る深さのゲージの見方など指導してもらいながら筒彫りが行われていました。
手慣れた手つきで彫っていく役員さんの手本を見ながら、使ったことの無い道具を使っての筒彫りに生徒達は苦労していましたよ!
約2時間の授業の中でここまでキレイに内彫りが仕上がりました!!
後は、外彫りをしタガ掛けをすれば火薬筒の完成です!
完成までまだかかりそうですが、頑張って造ってくださいね♪
吉田中学校の伝承学習は、平成22年から始まり9年目になるそうですが、昔この授業を受けた生徒が今は龍勢師になってる子もいるらしいですよ!!
この承学習を通して龍勢に興味を持った子達が確実に未来の龍勢へと繋いでいってくれているのは嬉しいことですね♪
写真/文 内海
お・ま・け
2年生は「貴布祢神社神楽」という伝承学習をしているとのことでコッソリ取材させてもらいました!
貴布祢神社神楽保存会の方から太鼓・笛・舞の指導を受けていました。
こちらも文化祭で披露されるとのことなので、練習頑張ってくださいね!!
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