2018 舞天流 ~筒彫り・落下傘・粘土~
- 2018/09/06
- 00:07
取材日:9月2日
戦後最大級な勢力の台風が接近中のせいか、時折小雨が降る日でしたが、この日は舞天流さんへお邪魔してきました。
舞天流は昭和49年に久長元高地有志が集まり結成され、昭和58年に「舞天流」を名乗りました。
作業所は諏訪大神社のすぐお隣、久長農村集落センター。
この日は落下傘の作業と筒彫りの作業です。
この直径約2メートルの3つの落下傘ですが、その色と数にはちゃんと意味があります。
赤系統が1つ、青系統が2つありますが、これは先程でた久長諏訪神社の例祭で行われる獅子舞の獅子を表しています。
毎年の龍名もそこからきているそうですよ。
また、赤が雌、青が雄を表しており、地元ではこの獅子舞を「ひぐち流御前ささら」と呼んでいるようです。
この落下傘は和紙で作られていますが、その色付けにはこだわりがあり、専用の染粉を使って染色しているそうです。
そこに描かれている舞天流の字もフリーハンド!こだわり満載です!!
実際の打ち上げ時には赤い落下傘が真ん中に来るようにする等、更なるこだわりを用意しているとの事ですので、皆さん是非ご注目下さい!
その落下傘が上手く開くようにと、紐着けや畳み方も丁寧に作業します。
そしてこれが今年の「筒」になります!
開くと既に墨入れが終わった状態でした。
これに「大体ここまで掘っていい」線や掘り込みを入れて粗削りしていきます。
こちらが「粘土」になります。
これは既にある程度細かくされた状態ですが、
ハンマーで叩いたり、すり鉢を使ったりしてふるいに通りそうな状態まで細かくし、サラサラの状態にします。
舞天流の今年の打上は22番 14:45です。
午後は雲が多くなりがちですが、青空はもちろん、そんな曇り空の場合でも映える龍勢を目指しているようです!
見事な龍勢を期待しています!!
お忙しい中ご協力いただきありがとうございました!
文・写真 : けんも
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