口上とは
- 2018/10/05
- 23:30
いよいよ龍勢祭も今週末に迫ってきました。
天気予報のサイトによっては雨マークが付いたり付いてなかったりな14日。
国指定無形民俗文化財になって初めての年、そして平成最後の年でもある今回の龍勢祭。
なんとか打上の時間帯だけでも雨に降られることなく、
そして無事に終了しますように・・・(-人-)<ナムナム
さて、恐らくお祭り前最後の更新となる本記事ですが、龍勢に並ぶお祭りのもう一つの「華」、口上の事に触れたいと思います。
そもそも口上とは、ザックリ簡単に言っちゃうと「これから打ち上がる龍勢の紹介文」です。
流派の紹介や奉納者の紹介、背負い物の説明等を独特の言い回しで表現しています。
そして「感動を与える口上で、豪快な龍勢を打ち上げよう」を目標とし、保存会から以下の様な資料が各流派に配布されています。
●約3分間の口上に心がけましょう
●口上の出だしは「東西、東西、ここにかけおく龍の次第は」である
●口上の最後の節は、伸ばして強く上げる
●五穀豊穣はなるべく口上に入れて下さい
●起源について、龍勢については約400年、椋神社の歴史は1300年はアピールしよう
●口上最後の締めは、「椋神社の大前にご奉納」
●口上者は扇子を使いましょう
また伝承授業として吉田小学校と吉田中学校ではそれぞれ3年生次に「口上の授業」があったりします。
※画像は2016年のお祭り前日、流派の方に口上を披露している様子です
こちらが小学3年生の授業で使われる台本です。
お祭りで中学生が口上を述べる流派を見かけた事もあるかと思いますが、希望をする流派には授業で学んだ生徒から立候補を募り各流派に割り当てられます。
また光和雲流さんの記事で紹介したように耕地の子供に口上を任せる流派さんもいらっしゃいます。
今年のお祭りでは・・・
3番 9:10 櫻龍会
5番 9:40 日の本流
8番 10:25 櫻龍会
24番 15:15 城峰瑞雲流
27番 16:00 光和雲流
28番 16:15 東雲流
上記の流派さんが中学生や耕地の子供に口上を任せるみたいです。
(個人的に調べた結果です。公式の発表ではありません。上記以外の流派さんでも行う可能性もあります。)
また15番のあの花龍勢では久川鉄道役の声優「近藤孝行」さんが口上を行いますが、
今年は例年とは一味違った口上が披露されるみたいですよ?お楽しみに!
※あの花龍勢の口上は毎年保存会の方が考案されています
※おまけ
今年も東雲流の口上を任された美遥ちゃんと瑞希ちゃん。
二人とも今年が最後の口上ということで練習時に誘われたのですが、時間が合わずお邪魔できませんでした。
ですが・・・
翌日の詰め込み前の体力づくり!の為の宴会にちょっとお邪魔してきましたw
ご馳走様でした!
文・写真 : けんも
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