白雲流 / 開進流 / 東雲流 きめ込み
- 2013/10/04
- 00:47
今回は9月28日に白雲流さん、29日に開進流さん・東雲流さんの「きめ込み」作業にお邪魔してきました。
白雲流は大正14年に皆野町上日野沢・立沢地区の有志により組織されたとされ、
昭和30年代に白雲流として現在に至る歴史ある流派の1つです。
開進流は龍の極限に挑戦し、技を求めて進む事を旨とした流派で打ち上げに関する新技術を日夜研究しています。
去年の龍勢に小型カメラを設置し、打ち上げの瞬間から着地まで見事に映像に収める事に成功しました。
東雲流は旧取方区の有志が集まり、吉田の一番東の耕地の人達の集まりという所から東雲流と名付けられたそうです。
「きめ込み」とは調合した火薬を龍勢筒に詰め込む作業の事です。

(写真 左中:白雲流 右:東雲流)
火薬を計量し、筒の中に入れます。

(写真 左:白雲流 右:東雲流)
流派によっては火薬の深さできめ棒を細かく用意していたり、
固定しやすく、回しやすくするためにハンドルを取り付けたりと、ここでも各流派のこだわりが感じられます。

(写真 左:白雲流 中右:東雲流)
打ち込み回数は各流派によって差があり、
その時の天候や気温・湿度、そして火薬の状態によって変わるのだそうです。

(写真 左側:白雲流 右側:東雲流)
打ち込みが終わると「掻き出し」作業を行います。
これは、調度よい堅さになっているところまでの火薬を掻き出し整える作業です。
実際にライトで照らしながら目で見て掻き出すのと、掻き出す時の感触や音でどこまで掻き出して良のいか判断しなくてはならない難しい作業です。
掻き出しが完了すると、尺棒と呼ばれる長い棒を筒内の火薬の位置まで差し込み、ペンで印をつけて記録します。

(写真 左:白雲流 中:開進流 右:東雲流)
きめ込みが終わると次は噴射口作成となりますが、ここで筒のおしりの部分(カンザシ)を切り落とします。
(開進流は噴射口の穴を開けた後に切り落としてました)
カンザシを切り落とすのは各流派共通の事(だと思います)ですが、東雲流は頭の部分も切り落とします。

(写真 左:白雲流 右:開進流)
噴射口の穴はドリルの種類を変えることで徐々に大きくなっていきます。
一番初めの穴は細いドリルを用いますが、これが曲がって掘ってしまうと取り返しがつかなくなるため、
しっかりと垂直で掘れているかどうか慎重に確認しながらの作業となります。

(写真 左中:白雲流 右:開進流)
2つめのドリルです。
明らかに最初のドリルよりも太くなってます。

(写真 左中:開進流 右:白雲流)
最後は先っぽが鋭く尖った、ランスのようなキリのようなものを用います。

(写真 左:白雲流 右:開進流)
白雲流は全ての作業が終わった状態の龍勢筒です。
しっかりと紙で巻いて、保管庫に戻します。
フタの部分はご愛敬( ̄ー ̄)
開進流の龍勢筒は写真だと比較対象がないのでわかりませんが、明らかに他流派よりも長いですΣ(´∀`;)
きめ込みはとにかく体力と根気が必要な作業。
立ち入り人数も制限されているので、入れ替わり立ち替わりの作業となります。
各流派の皆様、お疲れさまです(`・ω・´)ゞ
当日は見事な龍勢を期待しています!
けんも

(写真:白雲流)
開進流さんと東雲流さんの集合写真は作業が終わる前に私の移動時間となってしまったため撮れず・・・
残念(ノД`)
おまけ

(写真:開進流)
去年の龍勢祭り写真コンクールにて入賞を頂いた写真です。
開進流さんの集合写真を撮る際に、丁度龍勢が打ち上がるからと撮影を中断した際に後ろ姿を頂きました。
白雲流は大正14年に皆野町上日野沢・立沢地区の有志により組織されたとされ、
昭和30年代に白雲流として現在に至る歴史ある流派の1つです。
開進流は龍の極限に挑戦し、技を求めて進む事を旨とした流派で打ち上げに関する新技術を日夜研究しています。
去年の龍勢に小型カメラを設置し、打ち上げの瞬間から着地まで見事に映像に収める事に成功しました。
東雲流は旧取方区の有志が集まり、吉田の一番東の耕地の人達の集まりという所から東雲流と名付けられたそうです。
「きめ込み」とは調合した火薬を龍勢筒に詰め込む作業の事です。

(写真 左中:白雲流 右:東雲流)
火薬を計量し、筒の中に入れます。

(写真 左:白雲流 右:東雲流)
流派によっては火薬の深さできめ棒を細かく用意していたり、
固定しやすく、回しやすくするためにハンドルを取り付けたりと、ここでも各流派のこだわりが感じられます。

(写真 左:白雲流 中右:東雲流)
打ち込み回数は各流派によって差があり、
その時の天候や気温・湿度、そして火薬の状態によって変わるのだそうです。

(写真 左側:白雲流 右側:東雲流)
打ち込みが終わると「掻き出し」作業を行います。
これは、調度よい堅さになっているところまでの火薬を掻き出し整える作業です。
実際にライトで照らしながら目で見て掻き出すのと、掻き出す時の感触や音でどこまで掻き出して良のいか判断しなくてはならない難しい作業です。
掻き出しが完了すると、尺棒と呼ばれる長い棒を筒内の火薬の位置まで差し込み、ペンで印をつけて記録します。

(写真 左:白雲流 中:開進流 右:東雲流)
きめ込みが終わると次は噴射口作成となりますが、ここで筒のおしりの部分(カンザシ)を切り落とします。
(開進流は噴射口の穴を開けた後に切り落としてました)
カンザシを切り落とすのは各流派共通の事(だと思います)ですが、東雲流は頭の部分も切り落とします。

(写真 左:白雲流 右:開進流)
噴射口の穴はドリルの種類を変えることで徐々に大きくなっていきます。
一番初めの穴は細いドリルを用いますが、これが曲がって掘ってしまうと取り返しがつかなくなるため、
しっかりと垂直で掘れているかどうか慎重に確認しながらの作業となります。

(写真 左中:白雲流 右:開進流)
2つめのドリルです。
明らかに最初のドリルよりも太くなってます。

(写真 左中:開進流 右:白雲流)
最後は先っぽが鋭く尖った、ランスのようなキリのようなものを用います。

(写真 左:白雲流 右:開進流)
白雲流は全ての作業が終わった状態の龍勢筒です。
しっかりと紙で巻いて、保管庫に戻します。
フタの部分はご愛敬( ̄ー ̄)
開進流の龍勢筒は写真だと比較対象がないのでわかりませんが、明らかに他流派よりも長いですΣ(´∀`;)
きめ込みはとにかく体力と根気が必要な作業。
立ち入り人数も制限されているので、入れ替わり立ち替わりの作業となります。
各流派の皆様、お疲れさまです(`・ω・´)ゞ
当日は見事な龍勢を期待しています!
けんも

(写真:白雲流)
開進流さんと東雲流さんの集合写真は作業が終わる前に私の移動時間となってしまったため撮れず・・・
残念(ノД`)
おまけ

(写真:開進流)
去年の龍勢祭り写真コンクールにて入賞を頂いた写真です。
開進流さんの集合写真を撮る際に、丁度龍勢が打ち上がるからと撮影を中断した際に後ろ姿を頂きました。
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