吉田小学校3年生 ミニ龍勢「タガ編み・タガ掛け・詰め込み」
- 2019/02/19
- 20:00
取材日:1/11・18日
1月18日(金)
新年あけましておめでとうございます!!(遅いw
平成最後の年いかがお過ごしでしょうか?
1月中にこの記事を公開したかったのですが、のんびり過ごしていて気付いたら2月になってしまっていました!Σ(゚Д゚)
さてさて、今年も吉田小学校3年生は楽しく龍勢の授業を行っています。
今回は去年直接取材に行けなかったタガ編み・タガ掛け含め詰め込みまでの様子をお伝えしたいと思います!
1月11日(金)
この日は「タガ編み・タガ掛け」の授業を行っていきます。
まず初めにお馴染み保存会役員の、堀口さん(みち君)・加藤さん(ゴローちゃん)からタガ編み・タガ掛けのやり方をレクチャーしてもらい、実際に児童達でタガを編んでいきます。
この日使うヒゴを保存会役員さん達が2日前に集まって作ってきてくれていました!
毎年、タガ編み・タガ掛け・詰め込みの時に子供達に「お父さん・お爺ちゃん・お兄ちゃん・知り合い」で龍勢をやっている人、やっていた人が居れば吉田龍勢保存会から【お子さん・お孫さんと一緒に龍勢造りをして思い出作りをしませんか?】というにお手紙を書いて子供達に持って行ってもらっています。
今年もお父さん・お爺ちゃんが龍勢をやっている児童がいたのでお手伝いに来てもらいました♪
この日は、源流会と笑和雲流から龍勢師のお父さん・お爺ちゃんが助っ人として参加してくださり、子供達と一緒にタガ編み・タガ掛けをしてくれました!
お父さんと子供なら将来一緒に本物の龍勢を造れるかもしれませんが、お爺ちゃんと孫の世代になると一緒に本物の龍勢を作ることが難しくなるので、この授業を通してお爺ちゃんと一緒にミニ龍勢を造ることでお互いに良い思い出作りが出来ますよねヾ(≧▽≦)ノ
毎年、タガ編み・タガ掛けはヒゴが途中で折れてしまって足りなくなったり作業が遅れて時間ギリギリになるそうですが、今年はお父さん・お爺ちゃんがいてくれたお蔭で時間内に終わることが出来ました!
無事タガ掛けが終わった筒がコチラです!
次回の授業ではこの筒に火薬を詰め込む「詰め込み」の授業を行います。
1月18日(金)
前回の授業でタガを掛け終わった筒に模擬黒色火薬を詰め込んでいく「詰め込み」の授業です!
この日も沢山の保存会役員はじめ、龍勢師のお父さん・お爺ちゃんが手伝いに来てくださいました♪
今回は、愛火雲流の棟梁と貴源雲流の脇棟梁も手伝いに来てくださいました!
詰め込みを行う前段階として、粘土と黒色火薬を作らなければなりません。
みち君から「本物の龍勢で使用している黒色火薬は「硝石・炭・硫黄」の3つを10:2:1(トニイチ)という割合で配合して作っているんだよ。」
と説明があり、本物の黒色火薬と同じ割合で原料を配合し疑似黒色火薬を作ってもらいました!
※硝石・硫黄は疑似の物で、炭は本物の炭を使用しました。
詰め込みの際に掛け矢を使って詰め込むのですが、毎年掛け矢で手を叩いてしまう子達がいるので叩き方のレクチャーもしてくれました!
配布された原料を桶の中で「しとり」加えながら配合していきます!
配合が終わり、完成した疑似黒色火薬を掛け矢とキメ棒を使い詰め込む作業に入っていきます!
疑似黒色火薬をいっぺんに詰め込むのではなく、「尺棒」と呼ばれる棒に今どれだけ火薬が詰まっているのか記入しながら約1cm位ずつ均等に詰まっていくように少しずつ詰め込んでいきます。
今年も怪我なく無事詰め込みすることが出来ました!
ミニ龍勢の授業も発表まで残すところわずかになりました、今年の「ミニ龍勢祭」はどんな発表になるのか楽しみです★
発表会の様子も追ってご報告したいと思いますのでお楽しみに!!
写真/文 内海
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