令和元年 椋神社例大祭 龍勢祭
- 2019/10/16
- 21:30
2019年10月13日 日曜日
埼玉県秩父市吉田にて毎年開催されている「椋神社例大祭 龍勢祭」の日が今年もやってきました。今回は元号が令和に変わって最初となる龍勢祭。しかし、祭前日に超大型の台風が日本に上陸するという大変な事態に見舞われました。祭の開催が危ぶまれましたが、祭前日の夜には台風が通過し、雨風の止んだ龍勢祭会場は静かな夜に包まれていました。
祭り当日を迎えた早朝の秩父吉田。
龍勢祭会場一面に穏やかな朝日が差していました。
台風一過の空。武甲山もしっかり見えています。
朝日を浴びる龍勢置き場の龍勢達
例年ですと各流派の旗が立てられ、龍勢の上にはブルーシートの屋根が広げられているのですが、前日の台風のためそれらは無く、龍勢は暴風吹き荒れる中で吹き曝しの状態で一夜を過ごしました。
発射櫓のお清め
朝5:45に行われる龍勢祭の一番最初の儀式。
祭の無事を願います。
前日の台風のため、テント類の設置や会場準備は祭当日の早朝に行われました。
日が高く昇るにつれて空が青くなってきました。
龍勢サポーターズによる龍勢紹介コーナーも設営完了!
龍勢保存会本部前 流派集合
祭開催中の注意事項等を最終確認していきます。
龍勢置き場お清め
全流派のほぼ全ての龍勢師が一同に集まる光景は何度見ても圧巻です。
椋神社神主によるお祓いとともに祭りの無事を祈願します。
毎年何が登場するか楽しみの櫻龍会による頭飾り。
はてさて今年は…
「龍勢むすめ」(笑)
どこかで見たことのあるキャラに似てるような気もしますが、いいえ、これは龍勢むすめです。(笑)
誰が何と言おうと龍勢むすめなのです!(笑)
さらに、下の方を見ると再現度が素晴らし過ぎる発射櫓のジオラマまで作られています(笑)
本当に櫻龍会の皆さん凄いです!凄いとしか言いようがありません(笑)
龍勢の打ち上げが始まる頃になると秩父吉田の空は一面の青空になっていました。
何年かぶりの青空に恵まれた龍勢祭になりました。
1番目に打ち上げる美峯雲流の龍勢が運ばれます。
例年どおり桟敷席の側を通過しそのまま危険区域に入っていく…と思いきや、なんと、龍勢師の列が途中で止まりまして観客との記念撮影タイムが始まりました。
龍勢や龍勢師達と一緒に撮影できるとあって観客の皆さんは大喜び。とても盛り上がりました。私は9年前より龍勢祭を見ていますが、初めて見た素敵な光景にとても嬉しくなり興奮しました。
龍勢を運ぶ源流会
1番目 美峯雲流
令和最初の龍勢祭、櫓試しとなる龍勢。
見事成功!素晴らしい龍勢を打ち上げてくださいました!
2番目 浅間雲流
打ち上げ成功!
青空に朱色の煙幕と白い大落下傘がとても映えます。
源流会の口上
口上を務めるのは河野友香理さん。
堂々とした素晴らしい口上でした。
3番目 源流会
4番目 開進流
5番目 光和雲流
青雲流
なんと、頭飾りが機関車トー○ス・・・じゃなく、秩父鉄道のパレオくんになっていました(笑) 可愛い♪
6番目 武甲雲流
8番目 青雲流
9番目 高雲流
10番目 浅間雲流(二本目)
一本目を成功させた浅間雲流。二本目も見事成功しました!
11番目 櫻龍会
今年の「超平和バスターズ龍勢」を打ち上げる流派「櫻龍会」
その一本目は見事打ち上げ成功!
世界的に有名な可愛いキャラ(笑)の落下傘も唐笠も、全て完璧に、そして綺麗に広がりました。
龍勢の打ち上げは必ずしも成功するとは限りません。
はねてしまったり(筒っぱね)、打ち上がっても落下傘が広がらず落ちてしまったり(背負おろし)することもあります。
一年をかけて仲間とともに一生懸命作り上げた龍勢。
成功しても失敗しても、そこには龍勢師達の大きな思いが込められています。
だから感動します。
発射櫓にて口上を行う日の本流
14番目 日の本流
超平和バスターズ龍勢を発射櫓へ運ぶ時が来ました。
超平和バスターズ龍勢が桟敷席の前を通ります。
台風の影響で交通網も深刻な被害を受け会場にたどり着くことさえ非常に困難な中、それでも祭りを見に来てくださったあの花ファン達の熱い声援が送られていました。
武甲山を背に発射櫓へ向かう超平和バスターズ龍勢
発射櫓に超平和バスターズ龍勢が立てかけられます。
15番目 櫻龍会(二本目) 超平和バスターズ龍勢打ち上げ
打ち上げ大成功!!!
空高く打ち上がった超平和バスターズ龍勢は上空にて唐笠を散らし、そして、カラフルな煙火や花火で彩られた空の中で「あの花大落下傘」と、シークレットだった「ウサミチ大落下傘」が見事に開きました!
完璧な打ち上げ!
櫻龍会の皆さん、打ち上げ成功おめでとうございます!そして、素晴らしい龍勢をありがとうございました!
超平和バスターズ龍勢の打ち上げ後、頭飾りを櫻龍会とあの花ファンの皆さんとで龍勢会館まで運びました。
「わっしょい!わっしょい!」の大きな声とともに打ち上げ成功の嬉しさと興奮が道中に広がっていきます。
藤舞流
愛火雲流
与五郎流
秋雲流
打ち上げを見守る巻雲流
16番目 上蹴翔舞流
17番目 貴源雲流
19番目 白雲流
23番目 愛火雲流
24番目 舞天流
25番目 東雲流
26番目 翼天飛流
27番目 愛火雲流(二本目)
28番目 笑和雲流
与五郎流 口上
29番目 与五郎流
今年の龍勢祭も残すところ後一本。
最後を飾るのは「秋雲流」の龍勢です。
30番目 秋雲流
点火後、もやし(煙を一定時間出し続ける仕組み)とともに下から順に火の玉が灯っていき、そして打ち上がります。
打ち上げられ秋雲流の龍勢が上空で華やかな演舞を披露します。
火の粉を散らす落下傘と色とりどりの花火によって秩父吉田の空が美しく煌びやかに。
祭りの最後を飾るに相応しい大変見事な龍勢が打ち上がりました。
桟敷席から上がる大歓声。そして、口上櫓の上では大きな喜びが溢れていました。
素晴らしい龍勢を見せてくださりありがとうございました!
とても感動しました!
暴風荒れ狂う嵐の中で雨風に打たれ、それでも力強く、そして華やかに打ち上がった龍勢達。
龍勢の姿を通して、大きな苦難に遭遇しても耐えて乗り越え大輪の花を咲かせる強さを見せられました。
令和最初となった今年の龍勢祭は私にとって深く深く心に残る祭になりました。
龍勢師の皆様、今年も素晴らしい龍勢と、そして大きな感動をありがとうございました!
また来年も龍勢に会いに行きます。
<令和元年 龍勢奉納 打上順番>
1.美峯雲流
2.浅間雲流(一本目)
3.源流会
4.開進流
5.光和雲流
6.武甲雲流
7.日の本流(一本目)
8.青雲流
9.高雲流
10.浅間雲流(二本目)
11.櫻龍会(一本目)
12.城峰瑞雲流
13.開祖昇雲流
14.日の本流(二本目)
15.櫻龍会(二本目 超平和バスターズ龍勢)
16.上蹴翔舞流
17.貴源雲流
18.藤舞流
19.白雲流
20.光和雲流
21.巻神流
22.巻雲流
23.愛火雲流(一本目)
24.舞天流
25.東雲流
26.翼天飛流
27.愛火雲流(二本目)
1.美峯雲流
2.浅間雲流(一本目)
3.源流会
4.開進流
5.光和雲流
6.武甲雲流
7.日の本流(一本目)
8.青雲流
9.高雲流
10.浅間雲流(二本目)
11.櫻龍会(一本目)
12.城峰瑞雲流
13.開祖昇雲流
14.日の本流(二本目)
15.櫻龍会(二本目 超平和バスターズ龍勢)
16.上蹴翔舞流
17.貴源雲流
18.藤舞流
19.白雲流
20.光和雲流
21.巻神流
22.巻雲流
23.愛火雲流(一本目)
24.舞天流
25.東雲流
26.翼天飛流
27.愛火雲流(二本目)
28.笑和雲流
29.与五郎流
30.秋雲流
写真・文 しん
29.与五郎流
30.秋雲流
写真・文 しん
スポンサーサイト