奉納者・流派紹介①(打上げ1番~4番)
- 2022/10/02
- 12:00
例年ですと最大で27の流派が約30本の龍勢をご奉納するのですが、規模が縮小され行われる本年度の龍勢祭では17流派、17本のご奉納に留まります。
そんな本年度の龍勢祭ですが、例年とは違い龍勢祭史上初のライブ配信が行われる事になり、初めて龍勢祭を目にする方も多いかと思います。
龍勢祭や龍勢に関する詳細は公式HPをご覧いただくとして、今回当ブログでは今年の奉納者様と打ち上げ流派の紹介、そして龍勢の見所などを複数回に分けてご紹介したいと思います。
お祭りで打ち上げられる「手作りロケット」と呼ばれる「龍勢」には奉納者の想い・製造流派の想いが沢山詰まっています。
打ち上げ前に一読いただくことにより、より龍勢祭を楽しむ事が出来ると思うので是非ご活用いただければと思います!
順番: 第1番
奉納者名:ちちぶ農業協同組合
流派名:巻雲流
龍名 : 朝一番 龍の昇天 分身の術
流派代表者名: 芦田 芳雄
製造責任者名: 芦田 芳雄
【奉納者の紹介】
ちちぶ農業協同組合は、秩父地域の農家の事業発展を目的とした
営農指導及び地域の皆様のための各種経済活動を行っております。
そして、これらの事業を通じて、秩父地域のさらなる発展を目指しているところでござ
います。皆様にはいつも大変お世話になっておりますが、ちちぶ農業協同組合に対し
まして、一層のご支援、ご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
【流派の紹介】
巻雲流は、久長上区の龍勢大好き人間22名からなる流派です。
巻雲流は、チームワークの良さが売り物で、毎年安定した龍勢をあげています。また、若い会員も増え活気にあふれています。
今後も、会員一同一層の努力と工夫を重ね、観客の皆様を魅了する龍勢をあげてま
いります。皆様には温かいご声援をよろしくお願い申し上げます。
【龍勢のみどころなど】
巻雲流の龍勢は、弾丸の如く、上空高く一気に上昇します。そして、頂点に達したところで、芦田山に二頭の龍が現れ、矢柄が二つに分身します。これは、「分身の術」という巻雲流独自の技で、多くの龍勢ファンの皆様に知られております。
そして、分身の術により芦田山に現れた二頭の龍は、舞をしながら大落下傘と共にゆっくりと落下してきます。この独創的で幻想的な巻雲流の龍勢を是非ご覧いただきたいと思います。 巻雲流の龍勢は必ずや観客の皆様を魅了することでしょう。大きなご声援をよろしくお願いいたします。巻雲流は頑張ります。
巻雲流 過去の記事
順番:第2番
奉納者名:埼玉機器(株)&源流会
流派名:源流会
龍 名:カイドウ街道 華の龍勢 源流の星
流派代表者名:中野 幸雄
製造責任者名:石野 勝大
【奉納者の紹介】
埼玉機器株式会社は、従業員400名、ブレーキシリンダーの部品メーカーとして評価を得て、昭和42年に吉田工場発足以来、地元に貢献する会社です。源流会は群馬県境の土坂峠のふもと、吉田川の源流にあって、カイドウの花とゲンジボタル、百八灯で知られている小川区の若者を中心に平成3年に発足しました。
会長は中野幸雄。会員は26名です。
【流派の紹介】
明治の頃から、龍勢を製造してきた小川有志の龍勢の伝統を守り続けようと、平成4年より打ち上げを再開し、今年で31年目となります。
棟梁を中心に研究を重ね、この伝統ある龍勢を守っていきたいと思います。
【龍勢のみどころなど】
我が源流会の龍勢は明治以来、上がる勢いと櫓を離れる瞬間の勇壮な音に特徴があります。明ヶ平地区から小川地区の約3キロメートルにカイドウや桜の花を植えて華の街道となっております。また、小川地区は吉田川の源流として清らかな水の流れとゲンジボタルと満点の星が見られる自然の宝庫です。この華とホタルと星を龍勢に表しました。点火されると白煙を吐き、ゆっくりと回転しながら一気に上昇し、龍のごとく高く舞い上がり、雲抜きの頂点で色鮮やかな落下傘が筒と矢柄を吊ると、玉花火がカイドウの花のように開き、赤と青の煙をたなびかせ、キラキラとホタルが舞い、併せて矢柄に仕掛けた花火を流れ星のごとく空中に表します。
順番:3番
奉納者名:株式会社丸和運輸機関
流派名:上蹴翔舞流
龍名:『いざ行け桃太郎 〜前へ前へ突き進め~ 』
流派代表者名:冨田 知己
製造責任者名:冨田 知己
【奉納者の紹介】
埼玉県の東部、吉川市に本社を置く、桃太郎便株式会社丸和運輸機関は、
東証プライム上場企業として、日々、企業価値の向上に取り組んでおります。秩父地域においては秩父市に本社を置くグループ会社の株式会社アズコムデータセキュリ
ティと連携し、吉田の布里山、秩父みどりが丘工業団地でドキュメント・総合管理サー
ビス事業を展開しており、秩父地域の活性化と豊かな「彩の国」づくりに貢献する企業として躍進しております。
丸和運輸機関グループの象徴である”桃太郎”は常に前進あるのみ!皆様のご期待に応えるべく、物流業界ナンバーワンの企業を目指し、アジア、世界へ、一歩一歩、船を進めて参ります。お客様、そして秩父をはじめとした全国各地域の皆様に感動と満足を与える幸福企業を目指し、豊かな社会づくりに貢献します。
【流派の紹介】
1981年より世界に誇る「椋神社 吉田龍勢」の仲間に入れてもらって42年、51本制作
のまだまだこれからの流派です。 会員は、日常の生活の中で和気あいあいと活動している若者の集まりで、こよなく龍勢を愛しています。 まだまだ未熟ですが、初心に戻って、吉田龍勢作りの伝統を守り、先輩たちに
「早く追いつけ、追い越せ!」の精神で頑張っています。
【龍勢のみどころなど】
点火した龍勢は時間を置かず上空へ舞い上がります。大空高く舞い上がった
龍勢は、筒と矢柄を分離させ、吉田の中学生が和紙で作成した落下傘と、会員が和気あいあいと作った落下傘でつります。そのほか、丸和運輸機関の願いと秩父特別支援学校みんなの夢をのせた落下傘ふたつを大空に放ちます。
上蹴翔舞流 過去の記事
順番:第4番
奉納者名:セキネ設備
流派名:高雲流
龍名:トイトイとゆかいな仲間たち
流派代表者名:中里 行元
製造責任者名:中里 行元
【奉納者の紹介】
セキネ設備は個人経営の小さな会社(組織)ですが、水道工事を中心に、ご家庭の色々な修繕、片付け、搬送、そして力仕事などを行っています。人に喜ばれる仕事、満足いただける仕事を目指してがんばっております。
お困りの事がございましたら、どんな事でも気軽にご相談下さい。
心よりお待ちしております。
五穀豊穣、皆様のご健勝を祈願して、椋神社大前に奉納させて頂きます。
【流派の紹介】
大正10年椋神社の御改造が終わり、翌年に盛大な秋祭りが行われ
この御祭りに高雲流産みの親となる室久保貞六が、十本の龍勢を奉納し、番外で、五寸の龍勢を奉納し、この龍勢は轟音と共に櫓を震わせ秋空高く舞い昇り
数十本もの唐傘を開かせ、見事成功を収め、当時の椋神社宮司が、
その技能を賞賛し、高雲流の称号を命名したといいます。
この技は、現在の高雲流(阿熊龍勢保存会)に受け継がれております。
【龍勢のみどころなど】
点火されたならば即、轟音と共に白煙を噴射し龍が如く、秋空高く駆け昇り、落下傘を広げ、黄煙たなびく矢柄を吊り下げ、色とりどりの唐傘を
舞踊らせます。
高雲流 過去の記事
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