2022年 椋神社例大祭 龍勢祭
- 2022/10/13
- 21:45
世界的な非常事態となった新型コロナウイルスの脅威。感染拡大防止のため、毎年大勢の人で賑わい盛り上がる龍勢祭も2度の開催中止を余儀なくされました。
そして、2022年の今年
様々な制限があったものの、3年ぶりに秩父吉田に龍勢祭が帰ってきました!
どれだけ大勢の人がこの祭の日を待ち望んだか。
空高く打ち上がる大迫力の龍勢をまた見たいと願ったか。
2022年10月9日
この日、その思いが、3年という月日を経てようやく叶う時がきました!!
龍勢祭当日 早朝

龍勢置き場に、今年は17本の龍勢達が晴れの舞台の時を静かに待っていました。
例年は30本の龍勢が打ち上げられる龍勢祭ですが、今年は規模を縮小しての開催の為17本に留まりました。
感染症対策のため、今年は桟敷席がありません。

口上櫓にはアクリル板が設置されました。

安全かつ安心な祭の開催のため、できるかぎりの対策と工夫を凝らした今年の龍勢祭。
制限はありつつもまずは祭を開催してくださったことに、祭に関わる全ての皆様に心から深く感謝致します。
朝6:00過ぎ。
発射櫓のお清めのため、吉田龍勢保存会の役員の方々が発射櫓に向かいます。

今年の龍勢祭は文化庁による地域の伝統行事等のための伝承事業の一環としてNHK制作による祭の模様がネットにて動画配信されることになり、撮影スタッフの方々も同行されていました。
当日の天気は曇りのち雨の予報でしたが、朝は青空が少し見えていました。とても気持ちの良い空でした。
![AE8A5398[1]](https://blog-imgs-79.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/202210122042002a6.png)
発射櫓から見た秩父吉田の風景
![AE8A5418[1]](https://blog-imgs-79.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20221012204207f65.png)
お清め

櫓の四隅それぞれに塩、米、酒を撒いて礼をします。
発射櫓の下も同じようにお清めをします。

火取り式

椋神社にて、龍勢に点火する火をおこす儀式を行います。

火打ち石によって火をつけ、火が消えないようにそっと神具に移します。
火は大切に発射櫓まで運ばれます。



例年ですと火は神輿に入れて担ぎ、大きな掛け声とともに運ばれるのですが、今年は保存会の役員さんの手によって運ばれました。
発射櫓に到着し、火を「火付け師」の方に渡します。

「火取り式」にておこされた火は、ここで龍勢に点火するための縄へと渡されます。

龍勢打ち上げの際は、この縄の火を使って龍勢の導火線に火をつけます。
発射櫓の傍にある柱に火のついた縄がかけられ、これで準備は整いました。

ちなみに、火付け師さんいわくこの縄の火はゆっくり燃えているため、祭り終了まで火が消えることはないそうです。
本部前にて、注意事項の確認を行う龍勢師の皆さん。

龍勢置き場に龍勢師が集合しお祓いをします。

発射櫓に向かってお祓いを行います。

さぁ、いよいよ龍勢の打ち上げが始まります!
一番 巻雲流 龍名「朝一番 龍の昇天 分身の術」

歓声は無くとも、大きな拍手の音があちこちから聞こえて龍勢師の進む道を包みます。
発射櫓での口上。

「東西~ 東西~」の声が秩父吉田の空に響きます。


打ち上げ大成功!!
3年ぶりの龍勢祭、その最初の一本目がを秩父吉田の空に見事に飾りました!
二番 源流会 龍名「カイドウ街道・華の龍勢・源流の星」


三番 上蹴翔舞流 龍名「『いざ行け桃太郎 ~前へ前へ突き進め~』」



吉田中学校の3年生が龍勢師と共同で作った落下傘が空を舞いました。
四番 高雲流 龍名「トイトイとゆかいな仲間たち」



五番 翼天飛流 龍名「乱龍の翼」
発射櫓にかけられる翼天飛流の龍勢



六番 浅間雲流 龍名「世界平和・疫病退散!浅間龍、祈願の舞!!」



吉田小学校の生徒による寄書の落下傘が開きました。
七番 日の本流 龍名「コロナに負けるな日本 終息を願う日の本の舞」


八番 櫻龍会 龍名「櫻龍の舞~平和への願い~」

![AE8A5659[1]](https://blog-imgs-79.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/202210122240562d2.png)


九番 東雲流 龍名「夢昇龍 大空に輝く伝統飛行 彩火彩煙の舞」



十番 与五郎流 龍名「コロナに負けるな。」


10本の龍勢が打ち上がり小休止。椋神社では例大祭の祭典が行われます。

ところで、3年ぶりの龍勢祭。我らが龍勢サポーターズも3年ぶりに頑張っております!

龍勢展示&解説コーナーは大盛況!
十一番 舞天流 龍名「龍頭 唐傘 煙火 獅子の舞」

十二番 貴源雲流 龍名「貴源雲流 唐傘の舞」


十三番 開祖昇雲流 龍名「輝け! 龍援・星の舞」



十四番 巻神流 龍名「青龍リサイクルの舞、資源を大切に そして平和を」

巻神流の口上


十五番 愛火雲流 龍名「未来へ繋げ!『アニメの聖地・秩父』」

秩父市長の言葉

今年は祭の規模縮小により「あの花龍勢」の打ち上げを見合わせることになりましたが、来年度以降、以前のように大勢の観客の前で盛大にあの花龍勢を打ち上げられるように、その願いを込めて今年の愛火雲流の龍勢は打ち上げられます。
秩父アニメツーリズム実行委員会の紹介もされました。

秩父を舞台として描かれたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」「空の青さを知る人よ」、この秩父三部作をきっかけに、アニメ制作会社、アニメファン、行政、地域が力を合わせて、地域活性化のために様々な取り組みを行っていることが紹介されました。


十六番 城峰瑞雲流 龍名「瑞雲に夢をのせて」
秩父出身のシンガーソングライター 三上 隼さんによる龍勢のオリジナルテーマソングの初披露。

吉田中学校3年生の生徒が口上を務めます。



十七番 秋雲流 龍名「ナイアガラ 花笠連星 壽の舞」


以上、17本の龍勢が全て打ち上がり、2022年の龍勢祭は終わりました。
3年ぶりの龍勢祭を見て、「やっぱり龍勢はかっこいい!」と改めて思わせてくれました。次回の祭では、会場に溢れんばかりの大勢の人が集まり、大歓声の中、轟音とともに龍勢が空高く打ち上がる光景を見ることができたらと思います。
龍の舞う秩父吉田の空に願って。

<2022年 龍勢奉納 打上順番>
一番 巻雲流
二番 源流会
三番 上蹴翔舞流
四番 高雲流
五番 翼天飛流
六番 浅間雲流
七番 日の本流
八番 櫻龍会
九番 東雲流
十番 与五郎流
十一番 舞天流
十二番 貴源雲流
十三番 開祖昇雲流
十四番 巻神流
十五番 愛火雲流
十六番 城峰瑞雲流
十七番 秋雲流
そして、2022年の今年
様々な制限があったものの、3年ぶりに秩父吉田に龍勢祭が帰ってきました!
どれだけ大勢の人がこの祭の日を待ち望んだか。
空高く打ち上がる大迫力の龍勢をまた見たいと願ったか。
2022年10月9日
この日、その思いが、3年という月日を経てようやく叶う時がきました!!
龍勢祭当日 早朝

龍勢置き場に、今年は17本の龍勢達が晴れの舞台の時を静かに待っていました。
例年は30本の龍勢が打ち上げられる龍勢祭ですが、今年は規模を縮小しての開催の為17本に留まりました。
感染症対策のため、今年は桟敷席がありません。

口上櫓にはアクリル板が設置されました。

安全かつ安心な祭の開催のため、できるかぎりの対策と工夫を凝らした今年の龍勢祭。
制限はありつつもまずは祭を開催してくださったことに、祭に関わる全ての皆様に心から深く感謝致します。
朝6:00過ぎ。
発射櫓のお清めのため、吉田龍勢保存会の役員の方々が発射櫓に向かいます。

今年の龍勢祭は文化庁による地域の伝統行事等のための伝承事業の一環としてNHK制作による祭の模様がネットにて動画配信されることになり、撮影スタッフの方々も同行されていました。
当日の天気は曇りのち雨の予報でしたが、朝は青空が少し見えていました。とても気持ちの良い空でした。
![AE8A5398[1]](https://blog-imgs-79.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/202210122042002a6.png)
発射櫓から見た秩父吉田の風景
![AE8A5418[1]](https://blog-imgs-79.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/20221012204207f65.png)
お清め

櫓の四隅それぞれに塩、米、酒を撒いて礼をします。
発射櫓の下も同じようにお清めをします。

火取り式

椋神社にて、龍勢に点火する火をおこす儀式を行います。

火打ち石によって火をつけ、火が消えないようにそっと神具に移します。
火は大切に発射櫓まで運ばれます。



例年ですと火は神輿に入れて担ぎ、大きな掛け声とともに運ばれるのですが、今年は保存会の役員さんの手によって運ばれました。
発射櫓に到着し、火を「火付け師」の方に渡します。

「火取り式」にておこされた火は、ここで龍勢に点火するための縄へと渡されます。

龍勢打ち上げの際は、この縄の火を使って龍勢の導火線に火をつけます。
発射櫓の傍にある柱に火のついた縄がかけられ、これで準備は整いました。

ちなみに、火付け師さんいわくこの縄の火はゆっくり燃えているため、祭り終了まで火が消えることはないそうです。
本部前にて、注意事項の確認を行う龍勢師の皆さん。

龍勢置き場に龍勢師が集合しお祓いをします。

発射櫓に向かってお祓いを行います。

さぁ、いよいよ龍勢の打ち上げが始まります!
一番 巻雲流 龍名「朝一番 龍の昇天 分身の術」

歓声は無くとも、大きな拍手の音があちこちから聞こえて龍勢師の進む道を包みます。
発射櫓での口上。

「東西~ 東西~」の声が秩父吉田の空に響きます。


打ち上げ大成功!!
3年ぶりの龍勢祭、その最初の一本目がを秩父吉田の空に見事に飾りました!
二番 源流会 龍名「カイドウ街道・華の龍勢・源流の星」


三番 上蹴翔舞流 龍名「『いざ行け桃太郎 ~前へ前へ突き進め~』」



吉田中学校の3年生が龍勢師と共同で作った落下傘が空を舞いました。
四番 高雲流 龍名「トイトイとゆかいな仲間たち」



五番 翼天飛流 龍名「乱龍の翼」
発射櫓にかけられる翼天飛流の龍勢



六番 浅間雲流 龍名「世界平和・疫病退散!浅間龍、祈願の舞!!」



吉田小学校の生徒による寄書の落下傘が開きました。
七番 日の本流 龍名「コロナに負けるな日本 終息を願う日の本の舞」


八番 櫻龍会 龍名「櫻龍の舞~平和への願い~」

![AE8A5659[1]](https://blog-imgs-79.fc2.com/y/o/s/yoshidaryusei/202210122240562d2.png)


九番 東雲流 龍名「夢昇龍 大空に輝く伝統飛行 彩火彩煙の舞」



十番 与五郎流 龍名「コロナに負けるな。」


10本の龍勢が打ち上がり小休止。椋神社では例大祭の祭典が行われます。

ところで、3年ぶりの龍勢祭。我らが龍勢サポーターズも3年ぶりに頑張っております!

龍勢展示&解説コーナーは大盛況!
十一番 舞天流 龍名「龍頭 唐傘 煙火 獅子の舞」

十二番 貴源雲流 龍名「貴源雲流 唐傘の舞」


十三番 開祖昇雲流 龍名「輝け! 龍援・星の舞」



十四番 巻神流 龍名「青龍リサイクルの舞、資源を大切に そして平和を」

巻神流の口上


十五番 愛火雲流 龍名「未来へ繋げ!『アニメの聖地・秩父』」

秩父市長の言葉

今年は祭の規模縮小により「あの花龍勢」の打ち上げを見合わせることになりましたが、来年度以降、以前のように大勢の観客の前で盛大にあの花龍勢を打ち上げられるように、その願いを込めて今年の愛火雲流の龍勢は打ち上げられます。
秩父アニメツーリズム実行委員会の紹介もされました。

秩父を舞台として描かれたアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」「空の青さを知る人よ」、この秩父三部作をきっかけに、アニメ制作会社、アニメファン、行政、地域が力を合わせて、地域活性化のために様々な取り組みを行っていることが紹介されました。


十六番 城峰瑞雲流 龍名「瑞雲に夢をのせて」
秩父出身のシンガーソングライター 三上 隼さんによる龍勢のオリジナルテーマソングの初披露。

吉田中学校3年生の生徒が口上を務めます。



十七番 秋雲流 龍名「ナイアガラ 花笠連星 壽の舞」


以上、17本の龍勢が全て打ち上がり、2022年の龍勢祭は終わりました。
3年ぶりの龍勢祭を見て、「やっぱり龍勢はかっこいい!」と改めて思わせてくれました。次回の祭では、会場に溢れんばかりの大勢の人が集まり、大歓声の中、轟音とともに龍勢が空高く打ち上がる光景を見ることができたらと思います。
龍の舞う秩父吉田の空に願って。

<2022年 龍勢奉納 打上順番>
一番 巻雲流
二番 源流会
三番 上蹴翔舞流
四番 高雲流
五番 翼天飛流
六番 浅間雲流
七番 日の本流
八番 櫻龍会
九番 東雲流
十番 与五郎流
十一番 舞天流
十二番 貴源雲流
十三番 開祖昇雲流
十四番 巻神流
十五番 愛火雲流
十六番 城峰瑞雲流
十七番 秋雲流
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